ニキビは脂性肌の人が悩むものだというイメージがありますが、じつは乾燥でもニキビはできるんです。
では、なぜ乾燥でニキビができるのでしょうか?
乾燥によってニキビができるわけ
お肌が乾燥すると、角質層が傷つき剥がれやすくなります。すると肌のバリア機能が薄れ、隙間から大切な水分が逃げ出してしまいます。そのせいでますます乾燥が進み、徐々に毛穴が細くなっていくのです。
通常よりも狭い毛穴には、ものが詰まりやすくなります。
そのせいで少しの皮脂や老廃物でも毛穴が塞がれ、ニキビができるのです。
これが乾燥でニキビができる理由です。脂性肌でも乾燥肌でも、毛穴がつまってニキビができてしまうのは同じですね。
また、本人は乾燥肌だと思っていても、じつは皮脂が過剰分泌していたということもあります。
あまりに乾燥が進むと、これ以上水分を逃がさないようにと防衛機能が働き、ドバドバと皮脂を出すことがあるのです。
たまに耳にするインナードライ肌とは、こういった状態の肌のことです。乾燥しているのに、なぜかお肌が皮脂でテカっているという人は、インナードライ肌である可能性があります。
@mshanunanさんのツイートが参考になります
まず、肌が乾燥すると皮膚の一部が剥がれ落ちるようになり、白い粉がふきだします。ここで改善できるならまだいいのですが、悪化してしまうと肌に亀裂が入り、地割れ状態になってしまうので要注意です。こうなると改善するのに時間がかかってしまうので、この前に対応してください。
— ハヌナ@相互フォローヨロシク! (@mshanunan) 2015, 8月 30
洗顔後に肌がつっぱる感じがする、メイクのノリが悪い、顔がヒリヒリするといった場合は乾燥肌の可能性があるので、早めに対処しましょう。特に空気が乾燥する秋や冬は乾燥肌になりやすいので気をつけてください。
— ハヌナ@相互フォローヨロシク! (@mshanunan) 2015, 8月 30
ニキビは皮脂の過剰分泌が原因なので、肌がカサカサしている乾燥肌だとニキビができないイメージが強いですよね?しかし、乾燥肌でもニキビはできます。むしろ、乾燥肌だとニキビができやすいので注意しないといけません。
— ハヌナ@相互フォローヨロシク! (@mshanunan) 2015, 8月 31
ニキビは皮脂が毛穴を詰まらせ、中で炎症が起きている状態です。乾燥肌だと皮脂が少ないから毛穴を詰まらせることがないように感じますが実は違います。皮脂の分泌があまりにも少ないと肌は乾燥を防ぐために皮脂を大量に分泌させます。
— ハヌナ@相互フォローヨロシク! (@mshanunan) 2015, 8月 31
その結果、毛穴が詰まってしまってニキビができるというケースが多いです。また乾燥肌の場合、毛穴が小さく硬いので、少しでも皮脂が入るとすぐに詰まってしまいます。このように乾燥肌はオイリー肌と同じようにニキビができやすい状態と考えてください。
— ハヌナ@相互フォローヨロシク! (@mshanunan) 2015, 8月 31
さらに肌のバリア機能が低下しているので外部刺激が弱く、肌トラブルを起こしやすい状態でもあります。乾燥肌だからといってニキビができない訳ではないので、スキンケアには十分注意しましょう。
— ハヌナ@相互フォローヨロシク! (@mshanunan) 2015, 8月 31
インナードライ肌とは?
ただでさえ乾燥で毛穴が細くなっているに、過剰な皮脂によってニキビがとてもできやすくなっています。
大人ニキビは乾燥が原因のことも
最近では大人ニキビがよく取りざたされていますが、その大きな原因に乾燥があります。間違ったスキンケアや、生活習慣の乱れによって、肌の乾燥が進み、結果としてニキビができているのです。
また、年齢とともにお肌が求めるものは変化してきます。若い頃からスキンケア方法を変えていないという人は、とくにこれに当てはまりやすいです。
乾燥でできるニキビは、一度治ったと思っても、肌質が改善されない限り何度もくり返します。
乾燥した場所にばかりニキビができるなと思ったら、乾燥を疑ってください。
乾燥によるニキビを治すには
薬を使ってニキビを治しても、お肌が乾燥している限り毛穴は細く、簡単にニキビができてしまいます。乾燥が原因にも関わらず薬局においてある思春期ニキビ用のクリームを塗ってしまうと悪化させてしまうのでご注意を!
まずは保湿をしっかり行い、肌質改善に努めましょう。
1. クレンジングは肌に優しいものを使う
皮脂を取りすぎると乾燥が進んでしまいます。洗浄力の強いオイル系クレンジングより、洗浄力の弱いクリーム系クレンジング剤を使うようにしましょう。マスカラでしっかりメイクしている目元は、リムーバーなどで落とすといいですよ。
2. 熱いお湯やシャワーはNG
熱いお湯で洗顔すると、皮脂が溶け出して流れてしまいます。シャワーをそのまま顔にあてると、水流で角質が剥がれ、肌の乾燥が進むので、洗顔は桶に貯めた水などで行うようにしましょう。洗顔の際の水温を30〜35度のぬるま湯にするとよいでしょう。
3. 保湿こそしっかり行う
乾燥肌だから肌を潤そうと、化粧水にばかり力を入れる人がいますが、それでは足りません。どんなに水分を与えても、きちんと蓋をしないと、水分は逃げ出してしまいます。乾燥を治したいなら、乳液など、保湿にこそ力を入れましょう。ニキビ肌だからと乳液をつけないのはかえって悪化を招きます。肌の調子が悪い場合は化粧水をやめて乳液やクリームのみにしましょう。
4. たんぱく質を摂る
皮脂の分泌を減らそうと肉を食べなくなる人がしますが、あまり食べなさ過ぎるのもNGです。お肌の再生には良質なたんぱく質が必要不可欠なのです。怖がらず、適度にお肉を食べるようにしましょう。
5. 睡眠はたっぷり取る
お肌の再生は寝ている間に行われます。ただ寝ればいいというものでもありません。質の良い睡眠が必要です。寝る前にきちんと身の回りを整え、リラックスして眠られるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。あなたのニキビは、通常のものと、乾燥からくるもの、どちらでしたでしょうか。正しく見極め、ニキビにあったケアを心がけましょう。
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著者プロフィール

SORA
ものを書くのが大好きです。好奇心旺盛で美容・旅行・グルメと幅広く学んでいます。