どんなスキンケアをしても、なかなか乾燥肌が改善されないと嘆いている人。肌の表面からだけではなく、体の内側からも改善してみてはいかがでしょうか。
そこで今回は、乾燥肌に効果があるとされている7つの食材をご紹介します。
1. 牡蛎
牡蛎には亜鉛がたっぷり含まれています。
亜鉛は、皮膚や髪の毛に必要な栄養素です。不足してしまうと乾燥肌にもなりやすくなります。
またお肌のターンオーバーにも欠かせない成分であるため、若々しい肌を維持したいなら、積極的に食べるようにしましょう。
亜鉛は体内に吸収されにくいという特徴がありますが、ビタミンCと一緒に食べると、吸収率がアップするようです。レモンなどを絞って食べるといいでしょう。
2. レバー
レバーには亜鉛もビタミンAもたっぷり含まれています。
ビタミンAは粘膜や皮膚を潤してくれる効果があります。さらには新陳代謝を高め、肌の再生を促してくれるんです。
しかも女性に不足しがちな鉄分もたくさん含まれているため、貧血などにも効果があり、血の巡りがよくなれば皮膚のすみずみまで栄養が行き渡るようになりますよ。
3. ナッツ類
くるみやアーモンドなど、ナッツ類にはビタミンEが豊富に含まれています。
ビタミンEには抗酸化作用があるため、アンチエイジングに効果を発揮します。また末梢血管を広げ血流もよくしてくれるため、血色がよくなりお肌がみずみずしくなるんです。
さらには皮脂を正常に分泌させる作用もあるので、乾燥肌の強い味方になってくれます。
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4. こんにゃく
こんにゃくには、肌の乾燥を防いでくれるセラミドが豊富に含まれています。
セラミドとは、皮膚の角質層で水分や皮脂を溜めこみ、肌をうるおわせてくれる、とてもありがたい存在なんです。
消化管から吸収されたこんにゃくのセラミドは、分解されて角質層に届くと、肌のセラミドの生産を促してくれます。乾燥肌の人は、このセラミドが極端に少なくなっている場合がとても多いそうですよ。
さらに、こんにゃくにはカロリーがほとんどないため、ダイエット中でも安心して食べられます。
5. 青魚
青魚にはEPA(エイコサペンタエン酸)が含まれています。
このEPAにはアトピーやニキビを抑える効果があり、さらには肌のターンオーバーにも効果があります。血液をサラサラにしてくれる効果もあるため、血行も改善され、肌のすみずみまで栄養が行き届きます。
しかも、青魚に含まれる良質のたんぱく質は、若々しい肌を作るにはかかせない材料なんです。
6. 納豆
納豆独特のネバネバにはムチンやポリグルタミン酸という成分が含まれています。これはどちらも肌の保湿にとても効果があるんです。
ナットウキナーゼは血流の流れを良くしてくれ、脳梗塞などを防ぎながら、肌のすみずみまで栄養を運べるようにしてくれます。
また大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きをするため、ホルモンバランスを整えながら、ツヤツヤの肌にしてくれますよ。
7. 卵
卵は「完全食」と呼ばれているほど、栄養素がたくさんつまった食品なんです。ビタミンやミネラルのバランスがとてもいいのが特徴となります。
コラーゲンの元となるアミノ酸や良質のたんぱく質もたっぷり含まれています。
さらには卵には良質のコレステロールも豊富です。
コレステロールと聞くと体に悪いもののようなイメージがありますが、じつはお肌の乾燥を防ぐにはなくてはならない栄養素なんです。
コレステロールは肉やラードなどに含まれている飽和脂肪酸と結合すると、悪玉コレステロールに変化し、体に悪影響をおよぼします。
そのため卵を食べるなら、魚やナッツ、オリーブオイルなど、不飽和脂肪酸が多いものと一緒に食べるようにすると、悪玉コレステロールを減らし、肌にいい成分だけを取り入れることができますよ。
まとめ
いかがでしたか。
このように、乾燥肌に効果がある食品はたくさんあります。食品を覚えておけば、味付けを変えることで、飽きずに何度も食べることができますよ。
とはいえ、そればかり食べていても栄養が偏ってしまうため、まずはバランスのいい食事を心がけてくださいね。
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著者プロフィール

SORA
ものを書くのが大好きです。好奇心旺盛で美容・旅行・グルメと幅広く学んでいます。