強力な日焼け止めを塗っているはずなのに、なぜだか日焼けしちゃうなんてことありませんか。それ、ひょっとしたら塗り方が間違っているのかもしれません。
ほとんどの人が、自己流で日焼け止めを塗っているのが現状です。でも、きちんとした塗り方をしなくては、どんな日焼け止めでも効果は半減しちゃうんです。
そこで今回は、日焼け止めの正しい塗り方についてご紹介します。
1. 日焼け止めの使用量
ムシムシと暑い夏。べたつくから日焼け止めは薄く伸ばして塗っているという人は多いはず。しかし、それでは日焼け止めの効果がきちんと発揮されないのです。
日焼け止めに表示されている数値と同じくらいの効果を得たいのなら、1c㎡に2mgは塗らなくてはならないとされています。
これは、顔に塗るなら500円玉程度の量が必要だということです。
思ったよりもかなり多くて驚きますよね。
2. 塗り広げるのはNG
一ヶ所に日焼け止めを置き、そこから指で伸ばして塗り広げてはいませんか?
塗り広げると日焼け止めはムラになるので、均一に効果を発揮できません。まだらに焼けてしまったらかっこ悪いですよね。
また、日焼け止めはあまり肌にいいものではないので、なるべく擦りこまないようにしましょう。
数カ所に置いてからパッティングする
顔ならば額、頬、あご、鼻と数ヶ所にわけて置き、パッテイングの要領で肌に乗せるように塗ります。身体に塗る場合は、線を書くように日焼け止めを塗り、手のひらで擦りこまないように伸ばします。
3. 塗る順番
洗顔後、あなたはどのタイミングで日焼け止めを塗っていますか?
正しい順番は、化粧水→日焼け止め→化粧下地→ファンデーションです。
ただし、厳密には日焼け止めと化粧下地の順番はどちらでもOKとのこと。
日焼け止め→化粧下地ならばメイクの仕上がりがキレイにできるけれど皮脂で浮きやすく、化粧下地→日焼け止めの順で塗ると紫外線を防ぎやすい分メイクしにくく白くなりやすいです。
どちらも試してみて、メイクの仕上がりや持ちを比べてみるといいでしょう。
4. こまめに塗りなおす
強い日焼け止めを使っているから、塗りなおさなくて大丈夫と思っていませんか。じつはどんな日焼け止めでも、汗や皮脂によって流れたり、肌の接触で薄れてしまうものなのです。
そのため、できれば2~3時間置きに塗りなおすようにしましょう。
5. 強ければいいというわけではない
日焼け止めは数値が高ければいいと思っていませんか?
最近ではSPF50 PA++++なんて日焼け止めも登場し、飛ぶように売れています。
でもじつは、普段の生活ではそこまで強い日焼け止めは必要ないのです。
日本皮膚科学会が進めている日焼け止めの目安は、日常生活ならSPF5 PA+、軽い野外活動ならSPF10 PA++、炎天下のアウトドアなどSPF20 PA+++くらいとされています。
日本皮膚科学会指標
- 日常生活・・・SPF5
- 軽い屋外活動・・・SPF10
- 炎天下のスポーツや海水浴・・・SPF20
- 熱帯地方での屋外活動・・・SPF30以上
また、強力な日焼け止めは肌にかかる負担も大きいです。
お肌のことを考えるなら、弱い日焼け止めをこまめに塗りなおしたほうがいいでしょう。
さらには日焼け止めに含まれている紫外線吸収剤、紫外線散乱剤には健康被害が起こる可能性があるとされています。
肌を焼きたくないからといって、むやみに強い日焼け止めを使うのは止めておいたほうがいいでしょう。
顔から腕まで全身に使える優しい日焼け止め
ポーラには人気の美白ラインでホワイティシモという商品がありますが、UV対策のために作られたのがこのUVブロックシールドホワイト。
顔につけた後、残りを腕から手に伸ばせばそのまま日焼け止めクリームとして使えちゃうんです。SPF50+PA++++なので真夏もこれでOK!
ウォータープルーフなので汗で落ちる心配もなく、ハーブの香りで虫よけ対策にもなります。とても使いやすくおすすめの一本。
中からの美白美容としても、化粧下地としてもお使い頂ける"わがままUVミルク"ですね。
まとめ
毎日なにげなく使っている日焼け止めですが、じつは知らないことも多かったのではないでしょうか。正しい使い方を覚えて、お肌をきちんと守りましょう。
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著者プロフィール

SORA
ものを書くのが大好きです。好奇心旺盛で美容・旅行・グルメと幅広く学んでいます。