夏場の紫外線はとても強力。日焼け止めを塗っていても汗で流れてしまったりして、うっかり焼けちゃうことがあります。1990年代後半にはガングロブームがありましたが現代は美白ブーム。焼けた肌は残念ながら好まれません。
また、日焼けをそのままにすると紫外線は肌にダメージを与え、老化や乾燥肌の原因となることも。うっかり日に焼けてしまったら、急いで身体の中と外からケアしてあげましょう。
そこで今回は、日焼けに効果のある食材をご紹介します。
1. トマト
トマトに含まれるリコピンにはシミソバカスの原因となるメラニンの生成を防ぐ効果があります。また、美白に効果的なビタミンCがたっぷり含まれているため、紫外線で傷ついたコラーゲンを修復しながら美白へと導いてくれます。
夏ならば冷やしたトマトにかぶりつきたいところですが、リコピンの吸収率を上げるなら、加熱調理したものを食べたほうがいいです。一度加熱して細胞膜を破壊すれば吸収率が高まるので、夏ならトマトのビシソワーズや冷製パスタなどがおすすめですよ。
外出前に食べるのもOK
そして、トマトのリコピンには日焼け前に食べると紫外線のダメージから肌を守ってくれる効果もあります。
イギリスの王立医学協会の研究によると、トマトペースト55gとオリーブオイル10gを12週間毎日食べ続けたところ、SPF1.3の日焼け止め相当の効果を確認することができたそうです。
夏場は、紫外線から肌を守るためにも毎日トマトを食べるようにするといいかもしれませんね。
2. サーモン
日焼けに魚?と驚くかもしれませんが、サーモンに含まれているアスタキサンチンには優れた抗酸化作用があります。
なんとその力はビタミンEの1000倍!!
研究によるとアスタキサンチンはビタミンEの約550倍、β-カロテンの40倍もの効果があることがわかっています
そのパワーで紫外線のダメージでできてしまうシミやシワを防いでくれるのです。アスタキサンチンはメラニンの生成も抑制してくれるので、肌を白くする効果もあります。
含まれているたんぱく質は、肌の再生に欠かせない材料です。コラーゲンがたっぷり含まれているので、ぜひサーモンの皮も食べるようにしてください。
パサパサになるくらい焼いてしまうと、アスタキサンチンの効果が半減してしまいます。ムニエルや焼き魚として食べるときは焼き加減に注意しましょう。
3. アボカド
アボカドはビタミンEをふんだんに含む食材です。なんとアボカド一個で一日に必要なビタミンEの3分の1も補うことができるのです。
ビタミンEは若返りのビタミンと呼ばれるほど肌の再生を助ける働きがあります。抗ガン効果もあるので、皮膚ガン対策もばっちりできます。
コエンザイムQ10も含まれている
そしてなんと、アボカドにはあのコエンザイムQ10も含まれているのです。コエンザイムQ10はアンチエイジングに優れた効果を発揮するため、浴びてしまった紫外線によるシミやシワを防止してくれます。
アボカドは食べる美容液とも呼ばれているため、ほかにも多くのビタミンなどが含まれているんですよ。
まとめ
日焼けに効果がある食材の中でも、とくにこの3つの食材は相性がよく、合わせて食べることも可能です。
栄養素はどれか一つだけを集中して摂るよりも、いつくかを組み合わせて一緒に摂ったほうが効果がアップします。
とくにビタミンCとビタミンEは一緒に摂取すると抗酸化作用が高まるとされています。サラダやパンにはさむなどして、まとめて食べるのもおすすめです。
日に焼けてしまったら、ぜひ体の中からもしっかりケアしてあげてください。
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著者プロフィール

SORA
ものを書くのが大好きです。好奇心旺盛で美容・旅行・グルメと幅広く学んでいます。