ムダ毛の処理に、脱毛クリームを愛用しているという人はたくさんいます。塗ってから数分待って流すだけでツルツルの肌になる脱毛クリームは、カミソリやピンセットよりも肌トラブルが起こりにくく、処理後の肌もキレイです。
では、どうして脱毛クリームはこんなにキレイにムダ毛を除去できるのでしょうか?
脱毛クリームの仕組み
ほとんどの脱毛クリームには、「チオグリコール酸カルシウム」という成分が配合されています。
この成分は毛のたんぱく質を溶かす性質があるので、塗ってしばらく経つとキレイにムダ毛を取り除くことができるのです。実際は抜けているのではなく溶かしているだけなので、正確には「脱毛クリーム=除毛クリーム」という事になります。
ぶち殺します
チオグリコール酸カルシウムが毛根ぶち殺すの…。
— Minedragon/まいどら (@Type00R) 2014, 8月 18
剛毛には効かない事も
・・・剛毛ゆえ、チオグリコール酸カルシウムが効かんでござる
— Julius Yoshida (@raging_blue) 2013, 9月 5
カミソリではどうしても処理後に毛穴が目立ってしまいますが、溶かすことでムダ毛を処理する脱毛クリームでは、その心配がなく、根元からキレイにムダ毛を溶かすことができます。
以前は、独特のツンとくる匂いを嫌って、使用しない人もたくさんいました。でも最近では改良がすすんで嫌な匂いは抑えられ、逆にいい香りがする脱毛クリームが増えているんですよ。
また、各社で独自の美肌成分を配合しているため、使用した後に肌荒れすることも少なくツルツルになります。
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脱毛クリームを使用するときの注意
とても使いやすい脱毛クリームですが、使用するときには気をつけなくてはならないことがいくつかあります。きちんと覚えて、安全に使うようにしてください。
1. 顔やデリケートな場所には使用しない
脱毛クリームはたんぱく質を溶かすので、肌にも多少のダメージが出ます。そのため、「肌の薄い顔」や「デリケートゾーン」などの脱毛には使用しないでください。
便利でも、なるべく脚、腕、脇、ビキニラインの脱毛だけに使うようにしましょう。
2. 生理前や妊娠中には使用しない
生理前や妊娠中はホルモンバランスが乱れ、肌がとても敏感になっています。刺激がある脱毛クリームは、期間中には使用しないでください。
3. カミソリを使用した後はNG
カミソリで処理を行うと、肌の表面をどうしても傷つけてしまいます。その上から脱毛クリームを塗ると、ダメージをさらに深刻なものにしてしまい、肌トラブルや色素沈着の原因になってしまう可能性があります。
カミソリを使用した後は、最低でも3日以上間をあけてから使うようにしましょう。
4. 日焼けした後には使用しない
日焼けは軽度のヤケドと同じことです。紫外線で肌が傷つき、水分も不足しています。よって、しばらく脱毛クリームを使うのは控えましょう。痛みやほてりがきちんと引いてから使ってください。
5. パッチテストをきちんと行う
敏感肌用でも、脱毛クリームはたんぱく質を溶かす性質があるのです。また、肌の強さは人によってさまざまですよね。
そこで、脱毛クリームを使用する前には必ずパッチテストを行い、自分の肌に使用しても大丈夫だと確認しましょう。
脱毛クリームのパッチテストやり方
一番簡単な方法としては、"少量のクリーム"を腕などに塗り、5分ほど経ってから洗い流してみてください。肌に異常がなければ使用してもOKです。
6. 説明書に書いてある時間をきちんと守る
しっかり脱毛しようとするあまり、長い時間脱毛クリームを塗ったままにしている人がいますが、これはとても危険です。
毛だけでなく、お肌の角質までごっそり溶かされてしまう可能性があるのです。使用前にはきちんと説明書を読んで、最大放置時間以上は肌にクリームをつけないように気をつけましょう。
クリームの種類によって、放置時間は微妙に異なってくるので、きちんと確認してくださいね。
まとめ
いかがでしたか。
このように、脱毛クリームはルールと守って使用すれば、わたしたちの強い味方となってくれます。使い慣れた人も、はじめて使う人も、いま一度注意をしっかり覚えて、安全な脱毛を心がけましょう。
著者プロフィール

SORA
ものを書くのが大好きです。好奇心旺盛で美容・旅行・グルメと幅広く学んでいます。