CMや雑誌で沢山見かける美白美容液。せっかく買うなら効果のある美白美容液を選びたいですよね。口コミ?値段?配合成分?何を基準に選ぶか迷いませんか?
そんなあなたに賢くて効果的な美白美容液選びのコツを伝授します!某大手化粧品メーカーでスーパーバイザーをしていたので自信のある分野です!
美白美容液の選ぶポイントは4つ
美白と言えば、「美容液」が一番に思いつきます。今使っている化粧品に加えやすく、取り入れやすいアイテムです。美白美容液の選ぶポイントは次の4点です。
①特許取得の美白有効成分は配合されてる?
美白美容液の種類はとても多く、選ぶのが難しいですよね。まず選ぶポイントは美白有効成分です。特に、各メーカーが開発している”特許取得成分”がオススメです。
美白成分は医薬部外品として認められると、多くは「特許」を取得しているので、特許期間中は取得したメーカー以外使用できません。
美白成分として有名な所では、「ビタミンC誘導体」「4MSK」「m-トラネキサム酸」「ハイドロキノン」などがあります。
各メーカー美白特許成分の例
- 「m-トラネキサム酸」「4MSK」資生堂が開発、HAKUなどに配合
- 「カモミラET」 花王が開発、ソフィーナやEST製品などに配合
- 「ルシノール」 ポーラが開発、ホワイトショットなどに配合
- 「D-メラノTM」 マックスファクターが開発した成分、 SK-Ⅱ セルミネーションオーラエッセンスに配合
例えば「βアルブチン」は資生堂が開発した美白成分ですが、2003年に特許存続期間が切れており様々なメーカーがこの成分を使っているんですね。第一世代「アルブチン」,第二世代「m-トラネキサム酸」と美白成分を進化させてきた資生堂が,第三世代の美白成分として開発したのが「4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)」。
美白美容液は人気があるので、毎年どの化粧品メーカーもドンドン改良し新成分が配合されています。やはり最新の特許取得成分が配合されているアイテムがオススメです。
②「医薬部外品」の美容液?
私はいつも「(医薬部外品)」と化粧品名の後ろに書かれている美容液を選びます。日本では薬事法で薬とそうじゃないものは法律で厳しく定められています。
医薬部外品というのは、「医薬品と化粧品の中間的な分類で、人体に対する作用の緩やかなもので機械器具でないもの」だそうです。
"医薬品より効果がないけど、化粧品より効果があるもの"が「医薬部外品」なのです。つまり「医薬部外品」がついているものは、日本の法律で認めたある程度効果が認められた化粧品ということになります。
「医薬部外品」と「化粧品」の違いは、医薬部外品は、多少の効き目はあるけど副作用も多少ある。化粧品は、効き目はほとんどないかわりに副作用もない。だから化粧品に美白やシミを薄くするといったことはほとんど期待できない。本当に効くならそれは「医薬品」。そうなれば副作用の心配も出てくるのだ
— 化粧品だけに頼らないお肌改善生活♦ (@mikami_ren) 2015年5月22日
この「医薬部外品」がついているものを選べば、少なからず効果が保証されていることになります。
③美白成分は前の方に記載されてる?
さらに、美白有効成分の配合量も私はチェックしています。たいていの場合、医薬部外品の化粧品は配合量の多い順にパッケージや説明書に成分を書いています。
化粧品の裏面に明記されている『配合成分』は左上から右下に向かって配合量の多い順番に書かれている。気になる(良くない)成分はなるべく右下に近いものを選ぼう。
— 国分寺 美容室 Trefle トレフル (@Trefle_beauty) 2016年8月11日
配合成分を見て前の方に美白有効成分が書いてある化粧品を選びます。化粧水以外を選ぶ時は間違っても最初に「水」なんて書いてある物は選びませんよ。
④浸透力は充分?
せっかく美白有効成分が配合されていても、肌に入っていかないと意味がありません。テスターなどがある場合には手などにつけて浸透力チェックしましょう。「しっとり」と感じればまずは合格です。
サンプルなどがもらえて、自分の手持ちの化粧品と一緒に使った時に相性が良くなじんでくれればなおいいです。
【化粧水浸透力UP方法】
— 大人女子力 (@otonazyosiryoku) 2016年8月8日
①いつのも化粧水を人肌に温める
※お肌も温めてあげます
②一度に沢山出さず少しずつ
③お肌を包み込むように馴染ませる
※ペチペチ叩かない
④お肌がもっちりしたらOK
⑤リンパの流れに沿ってマッサージ
♡ pic.twitter.com/MkpcvLtCmm
美白コスメは使い方も重要です
ありがちなのは、せっかく買った美白美容液を高いからと言って、シミや気になる部分にしか塗らないという場合です。
確かに、美白美容液は高価な物が多いです。しかし、シミやソバカスの原因であるメラニンは黒くなっている部分以外にも沢山潜んでいます。
そもそも美白成分は『メラニンの抑制が主な効果』です。薄くする成分も含まれていますが抑制が主な目的です。
顔全体に使うのが基本
美白有効成分の中には、潜んでいるメラニンに効果があるものが多いので、"シミがある部分"も"ない部分"も関係なく顔や首全体にしっかり塗って下さい。じゃないと効果は出ません。美白コスメの主成分は"メラニンの生成を抑える効果"という事を覚えておいてください。シミは肌のターンオーバーで薄くしていくというのが基本の考えです。
おすすめの美白コスメを紹介
”シミは肌のターンオーバーで薄くしていく”を実践するために大切なことは、「顔全体にたっぷりと使う」という事です!
配合成分が良いからと無理して高いものをケチケチ使うよりは、それなりの効果のある美白美容液を"たっぷりと使う"方がよいです。
私も日常で使用している化粧水や乳液はすべて美白系ですが、顔から首まで使いたいので高級ブランドはほとんど使用しません。(主婦なのでお財布事情が厳しいのです..)
そこで今回は、リーズナブルな化粧水から、美白業界で売れている人気のブランドなど一通りまとめてみました。
1.コスパの良い美白美容液はアクアレーベルの”しみ対策美容液”!
薬局やデパートでも簡単に買えるお手頃な美容液が良いという人にオススメが「資生堂アクアレーベルシミ対策美容液」です。
資生堂といえば次に紹介しているHAKUが美白業界のトップブランドですが、主婦にとっては厳しいお値段...ですがアクアレーベルのしみ対策美容液ならお財布に優しい!
資生堂が開発した美白有効成分「m-トラネキサム酸」が配合され、しみで起こっている炎症を防ぎ、肌細胞のダメージを改善してくれます。45ml入っていて2100円(税別)という、この値段の美容液に「m-トラネキサム酸」が配合されているのはお得です。
1万円近くする高級美白美容液を買って"ケチケチ使う"くらいなら、使いやすい価格の美白美容液を顔や首にたっぷり使ってあげる方が絶対に効果は出ます。
リーズナブルな美白美容液
もう少し高い美容液ならさらに効果的な配合成分になっていますが、一番大切なことは「ケチらずしっかり顔全体に使う」です!
2.敏感肌の方におすすめの低刺激decencia
30代になると乾燥肌や敏感肌など、肌の調子が悪くなったと感じる人も多いと思います。20代で使っていた化粧水が肌に合わなくなったりしませんか?
そんな肌が弱ってきたなと感じている人に人気があるのは、どんな肌質でも使える美白化粧品がポーラー・オルビスが販売しているディセンシアの美白コスメです。
こちらはディセンシアのトライアルセット
「敏感肌に美白はできない。なぜなら美白成分の刺激は敏感肌の炎症を促進してしまうから。」というのが近年一般的な考えでしたがそれを解決した商品。
刺激も全然感じません。すごくしっとりしています
肌にトラブルがある人は健常肌に比べ細胞にメラニンが不均一に集中しており、肌がもともと持っているバリア機能も、隙間が多く非常に敏感な状態になっています。敏感肌特有のシミができやすいサイクルを生んでしまうのです。
つまり、健康的な肌でない場合、美白美容液が効かない(期待するほど効果が出ない)可能性があります。

敏感肌専用美白コスメdecencia"サエル" 初回トライアルセット
- 価格: 1480円(初回限定)
- 出版社/メーカー: decencia(ディセンシア)
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- 購入: 36人 クリック: 168回
ディセンシアのこのサエルは、ナノセラミドで肌の角質層を正常に戻し「敏感肌/乾燥肌」を改善させ、ハーブ成分を中心に炎症・酸化を抑え「美白コスメが効く肌」を作ります。肌質の改善しつつビタミンC誘導体などの美白成分で白い肌を目指していきます。
肌質の改善しながら美白をしていくコスメなので、どんな人が使っても効果が出やすいんですよね。敏感肌用なので配合成分は資生堂HAKUと比較すると劣りますが、刺激がないのは魅力的です。
いいですよねー\(^o^) RT @Cosme_Recruit: 里奈ちゃん♪ディセンシア使ってるー!!良いですよね~♪♪RT @riinut: ブログ更新しました!今日のパック完了~。今日のパックは、タブレット状になってて化粧水をひたすと顔型になるシートパック。これにdece
— 田中里奈 / Rina tanaka (@riinut) 2011, 10月 2
@yuitter_ 私も一番荒れてたときは無印化粧水→ディセンシアのクリームのシンプルスキンケアだったわー。合うなら変に変えないほうがいいかもしれんね!リニューアルさえ気をつけておけばね\(^o^)/
— mah (@miritter_) 2013, 5月 4
3.テレビCMでも有名な浸透力の高いFUJIFILMのアスタリフト
富士フイルムから発売されているアンチエイジング化粧品です。アスタリフトシリーズは有効成分のアスタキサンチンを効果を安定させたまま、微小化する「ナノAMA」というFUJIFILMの特許技術を使っています。非常に人気のあるブランドでコスパも良いです。
アスタリフトホワイトのトライアル品を3日使ってみたけど、何だか良い感じ。しかーし、揃えると結構なお値段(;゚Д゚i|!)
— よっち (@Yocching_) 2016年6月3日
我慢出来ずにアスタリフトホワイト買ってしまった良い香りじゃ良い香りじゃ
— 有希@今が最高! (@tsuyuri_yuki) 2016年6月21日
アスタリフトホワイトのレビュー記事にも書きましたがナノ技術を使っているため、非常に高い浸透力があります。ラインすべてを揃えるのは財布がキツイと思いますがトライアルキットなら1000円でお試しできます。”浸透力”という言葉にピンと来た方はお勧めですよ。他メーカーと比較してみてください、違いが分かると思います。
4.業界の売上げNo1は資生堂のHAKUシリーズ
資生堂の美白コスメには「アクアレーベル」よりワンランク上の「HUKU」というシリーズがあります。資生堂にも美白ケアができるブランドはいくつかありますが、シミ予防に特化した、美白のスペシャルブランドがHAKUです。
実は10年間連続美白美容液市場売上げNO.1を達成しているのがこのHAKUシリーズなんです。配合成分としては先ほどのアクアレーベルに配合されているm-トラネキサム酸に加え4MSKという美白成分を使用しています。
HAKUは資生堂の最先端の美白技術を使っているブランドなので、とにかく美白効果を期待する人は一度は試すべきブランドだと思います。
冷やして使う美白クリーム
2015年3月から販売開始された最新の「HAKUメラノクールホワイトソリッド」は美容雑誌「MAQUIA」「美的」「VOCE」の3つでベストコスメを受賞した話題となっています。
とにかく優しく肌に乗せた瞬間にとろけていってスッと馴染みます!他では感じたことのない浸透感に驚くと思います。HAKUのシリーズでは美白美容液のメラノフォーカス3Dもおすすめです。2016年2月にリニューアルされていて浸透力がかなりアップしています。
化粧水から乳液まですべてHAKUにするのはお金が厳しい...という方は美容液のメラノフォーカス3Dのみ普段使いに加えてみると良いと思います。
使用感としては美容液というよりは軽いクリームのような使い心地です。伸びもよく非常に使いやすいです。
HAKUから一つだけ選ぶなら美容液がおすすめ
お試しシミ対策セットが販売していたので購入しました!
美白サプリメントの併用もおすすめです
美白というと美容液や化粧水に注目しがちですが、実は美白サプリメントというものもあります。
例えばビタミンCを摂取しておくと日焼け対策になるというのは有名ですが、美白サプリメントにはメラニンの生成を抑える成分が配合されています。顔以外の腕や足など全体的に白くしたいなと思っている人はサプリメントもおすすめですよ。
アットコスメなどで評判の良い美白系サプリメントに、ポーラが販売している「飲むホワイトショット インナーロック IX」というサプリがあります。
インドキノキから抽出されたブランノールRやビタミンCといった有効成分の働きにより、肌のくすみや色素沈着を抑制、改善してくれます。
体内からの美白ケアが意外と効果的なんです
長時間日差しにあたることになる日には、こういったサプリメントを飲んでおくと全然違いますよ。飲む日焼け対策としても使えますね。
まとめ
いかがでしたか?今まで何となく選んでいた美白美容液ですが、コツをおさえると効果的な美白美容液が選べそうじゃありませんか?
繰り返しになりますが美白コスメを使うポイントは「シミがない部分にも満遍なく塗る」です。
節約したい時は、高価なブランドは気になる部分のみに使って、他の部分はリーズナブルなブランドを使うという方法もアリだと思います。
今回紹介した中では、アクアレーベル、アスタリフトホワイト、ディセンシアは値段も手頃でコストパフォーマンスも高いと思います。配合成分では資生堂のHAKUが最新の美白成分を使っているので、効果を重視するならHAKUがおすすめです。
賢く美白美容液を選んで、白いお肌を手に入れましょう!
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著者プロフィール

MIYAKO
某国内大手化粧品メーカーのスーパーバイザーをしていました。現在は結婚をして専業主婦。