ほうれい線はあるだけで、とても老けてみえる女性の敵です。そのため、最近では病院などでヒアルロン酸を注射してもらい消すことも珍しくなくなってきました。
でも痛そうだし、できることなら注射なんてしたくないですよね。
ほうれい線対策は早めに意識する事が大切で、20代から対策をすれば、できるのを予防することができます。
ほうれい線の予防方法はいろいろありますが、誰でも簡単にでき、ほかにも美容効果が期待できるべろ回し体操がおすすめですよ。
べろ回し体操の方法
べろ回し体操には必要なものはありません。人目がない場所でなら、どこでも簡単に行えます。朝起きたベッドの上で、料理をしている最中、テレビを見ながらetc。思い立ったら、その場ですぐ行いましょう。
- 口を閉じたまま、舌を歯にそって左回りに20回まわします。
- 終わったら、今度は同じようにして右回りに20回まわします。
方法は、たったのこれだけです。
この体操を、一日3セットを目標に行ってください。
とても簡単そうに見えますが、やってみると中には10回くらいで辛くなる人もいるようです。
そういう人はすでに表情筋が衰えています。そして、そういう人こそ、この体操を続けると大きな効果があるんです。
まずは無理せず、できる回数で行いましょう。続けていくうちに筋肉が鍛えられ、キツくなくなるので、そうしたら回数を増やしていくといいですよ。
べろ回し体操の効果
こんなにたくさんの美容効果が!
ほうれい線は表情筋が衰えるとできると言われています。そのため、口周辺を中心とした表情筋を鍛えるべろ回し体操は、ほうれい線の予防、解消にとても効果があります。
表情筋という名前を聞くと、顔の表皮近くにあるのかなと思いがちですが、じつはかなり顔の奥にあります。頬をつまんだまま笑ってみると実感できますよ。
だからこそ、表面からよりも口の中から鍛えるほうが効果的なんです。
べろ回し体操は、口の中から、ほうれい線ができるあたりにある口輪筋を集中的に鍛えられます。
いつもより舌をたくさん動かすことで、顔全体の血の巡りもよくなります。
すると、お肌のターンオーバーが活発なるため、ほうれい線以外の細かなシワやシミなども解消、予防ができるんです。
表情筋が引き締まることにより、たぷたぷの二重アゴや顔の歪みまで改善します。
美容意外にも、うれしい効果がたくさん
べろを動かすことで唾液がたくさん出るため、口臭や歯周病の予防にも効果があります。
また、噛み合わせや、顎関節症の改善にもなるんですよ。
とくに噛み合わせが悪いと、身体のあちこちに不調が起こります。肩こり、偏頭痛、耳鳴り、不眠症、生理不順、自律神経失調症なども、噛み合わせが悪いせいで引き起こされると言われているんです。
なので、べろ回し体操で噛み合わせが改善されると、それが原因でおこっていたこれらの症状も治すことができます。
噛み合わせが悪く、これらの症状に思い当たる人は、ぜひべろ回し体操を行ってみてください。
べろ回し体操が効く理由
顔の筋肉の9割は遅筋というものでできています。遅筋とは瞬間的に強い力を出すのは苦手なぶん、長時間動くことに適した筋肉です。
そのため、はやく強く動かすよりも、ゆっくり時間をかけて動かすと遅筋は鍛えられます。
だから、舌をゆっくりまわすべろ回し体操は、表情筋を鍛えるのにとても向いているんです。
まとめ
たったこれだけの動きで、ここまでいろんな効果があるエクササイズも珍しいですよね。
ほうれい線予防はもちろんのこと、美容にも健康にもいいべろ回し体操を、これからはじめてみませんか。
関連記事
著者プロフィール

SORA
ものを書くのが大好きです。好奇心旺盛で美容・旅行・グルメと幅広く学んでいます。