日本の夏は湿度が高く、少し動いただけで、汗が滝のように流れるなんて人も少なくありませんよね。まったく汗をかかないのは体によくありません。新陳代謝が鈍って、お肌の調子も悪くなってしまいます。
でも、汗をダラダラかいたら化粧崩れや汗じみが気になって、せっかくのお出かけも楽しめませんよね。
そこで今回は、汗を止める方法についてご紹介します。
1. 舞妓さんの汗対策
真っ白なおしろいを肌に塗って、バッチリメイクをしている舞妓さん。夏でも華やかな着物を重ねて着ているのに、汗でメイクが崩れているのを見たことがありません。
じつは、それには秘密があったのです。
舞妓さんは半側発汗という身体の仕組みを利用し、顔や首に汗をかかないように工夫しているのです。
半側発汗
人間の身体は、どこかを圧迫するとその周辺では汗をかかなくなり、かわりに反対側でたくさん汗をかくようにできています。
これを半側発汗といいます。
つまり、上半身を圧迫すると顔や首には汗をかかなくなるかわりに、下半身の汗が多くなるのです。
『半側発汗』をご存知だろうか。 いま胸を紐で締めることで頭部の汗を抑えています。 ヒモがチラ見えしてもそれはブラではないので驚かないように。 また緊縛の趣味もございません。
— 和泉宗兵 / イズミ シュウヘイ (@the_Dehi) 2014, 8月 11
ちょっと調べてみた。半側発汗なる皮膚圧反射の効果らしい。要するに皮膚圧で汗をかく位置をずらせるそうな。
— ぐすたふ (@telomereNA) 2010, 8月 15
舞妓さんはこの現象を利用し、胸の上部を帯できつく縛ることで、顔に汗をかかないようにしています。
この方法を利用すれば、私たちも顔や脇汗を止めることができます。
試してみたい方は、ヒモや帯などで胸の上部を圧迫するように縛ってください。するとあら不思議。縛った上はほとんど汗をかかなくなります。
舞妓さんの汗対策を参考にしたグッズも販売されているので、そういったものを利用するものおすすめです。
この方法では下半身が汗をかきやすくなるので、通気性がいい汗じみが目立たない服など着るといいですよ。
2. ミョウバン水を使う
ミョウバンには殺菌、消臭作用があるため、昔からデオドラント剤として使用されてきました。収れん作用も高いため、汗の気になる場所に塗ると毛穴が引き締まり、汗をかきにくくなります。
現在市販されている制汗剤の中にも、ミョウバンが配合されているものがたくさんあるんですよ。
- ミョウバン(できれば焼きミョウバン)10g
- 水道水 250ml
以上のものをペットボトルなどの容器に入れ、よくふって混ぜます。
そのまま一晩くらい放置してください。ミョウバンがすべて溶けて透明な液体になったら完成です。
あらかじめミョウバン水を塗っておくと、汗を抑えることができます。殺菌や消臭にも優れているため、ミョウバン水はニキビやアセモ、足の脱臭などにも使用することが可能です。
ミョウバンは薬局で30gのものを100円程度で購入することができます。コスパが抜群にいいのもミョウバン水の魅力です。
3. ハッカ油を使う
ハッカ油はメントールやミントと同じような効果があります。使用するとスースーして清涼感をもたらし、暑さを吹き飛ばしてくれるのです。身体に涼しい感じさせることで、汗の発汗を抑えることができます。
- ハッカ油 2~3滴
- 水道水 100ml
以上のものを混ぜたものをスプレー容器に入れ、肌に噴霧してください。
ハッカ油はシャンプーや風呂上りのかけ湯に混ぜてもスースーして気持ちいいですよ。ただし、ハッカ油はとても効果が強いので、入れすぎには気をつけてくださいね。ハッカ油は薬局で手に入れることができます。
まとめ
このように、身近なものを使用して汗を抑えることが可能です。悩んでいる汗っかきさんや、夏の汗に困っている人はぜひ試してみてください。
著者プロフィール

SORA
ものを書くのが大好きです。好奇心旺盛で美容・旅行・グルメと幅広く学んでいます。